2025年7月開始のアニメについて(その12)

 視聴したアニメの感想を記述しています。すべてを網羅している訳ではありませんけれども、いろいろです。

「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」第12話(最終回)
 異世界転生モノではなく、RPG のような世界を舞台とした作品でした。
 世界観(設定)はよいと思ったのですけれども、物語の流れが悪いと思いました。
 第1話だけは、魔獣の王であるクレバテスの視点での描写が主体であったため、それなりに面白かったのですけれども、第2話~第8話は、登場人物の苦難を長々と描くことに異様な執着が感じられ、面白くありませんでした。第9話以降は、終盤らしい盛り上げ方であったと思いました。
 第11話の感想で、「王家の炉の正体が明かされ、王家や勇者のみならず、現生人類や魔獣の王の正体も示唆されたように思いました。しかしながら、真の人属とやらについては、まだ謎が残っているように思えました。」などと記述していたのですけれども、第12話でのクレンの説明でも同様に思えました。
 第12話後半でのトアラ(声:豊崎愛生)とネルル(声:悠木碧)のやりとりがよいと思いました。また、この場面で、クレンがネルルの心情を代弁するという意外性もよいと思いました。
 最終話なのに、続ける気満々のCパートだと思ったら、第2期制作決定とのこと。

「水属性の魔法使い」第11話
 異世界転生モノです。
 監督は、「ダンジョン飯」(2024年のアニメ)の副監督だったとのこと。
 オープニング主題歌の歌唱が気持ち悪いです。歌詞もクソで、恥ずかしいです。
 主人公(涼)役が村瀬歩であることが印象的です。
 第11話は、作画がよくない上に、動きも不自然で、よくありませんでした。
 第11話前半は、爆炎の魔法使いオスカーの幼少期の描写が主体だったのですけれども、つまらないと思いました。
 第11話後半は、第10話終盤から続くブヒ帝国の皇子であるコンラートと皇女であるフィオナ(声:鬼頭明里)が何者かに襲撃されるという展開だったのですけれども、相手が襲撃者とはいえ、冒険者であるニルスやアモンが殺人をいとわない有様には、違和感がありました。

「サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと」第11話
 異世界転生モノではなく、RPG のような世界を舞台に、どもりであるが故に無詠唱魔法を究め、七賢人のひとりとなった少女(モニカ・エヴァレット)を主人公とした作品のようです。
 主題歌の歌唱や演奏は、あの程度でよいとでも思っているのでしょうか。特に、オープニング主題歌の主題歌の歌唱や演奏は、本当に下手糞です。アニメの主題歌は、素人バンドの出る幕ではないと知るべきです。曲自体は悪くないと思います。
 モニカ役の会沢紗弥の主演は珍しいと思います。イザベル・ノートン役の種﨑敦美の演技の幅の広さには驚かれます。また、クローディア・アシュリー役の茅野愛衣も上手いため、台詞自体が駄目なために碌な演技のできてないヒロイン役が余計に下手糞に思えてしまいます。
 第11話は、バーニー・ジョーンズのヒロインに対する寄生虫発言が最も印象に残ってしまいました。
 それにしても、ラナ・コレットと口論におよぶとは、バーニーは、本当に身の程知らずで、人を見る目がないと思いました。

「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」第12話(最終回) ×
 このような題名を目にした時点で視聴する気力が失せます。
 異世界転生モノではなく、架空の欧州の貧乏貴族の次女(マリー)を主人公とした作品でした。
 オープニング主題歌(「月蝕」)が印象的で、このような作品にはもったいないと思いました。
 物語自体が今一つであることに加え、アニメの映像的な完成度や演出などもよくなかったのですけれども、そのような下手糞な部分が夢見クジラの大仰な音楽に覆い隠される所為で(視聴者にとっては、不幸なことに)、どうにかまとな作品に感じられてしまいました。
 侍従頭のミオ役の日笠陽子の演技が上手いために、マリー役、キュロス役、ルイフォン役の上手くない演技が余計に下手糞に感じられました。また、第11話以降は、アナスタジア役の田中美海が意外な好演で、マリー役、キュロス役、ルイフォン役の下手な演技がさらに下手糞に感じられました。
 ヒロインの緑の映える赤髪とやらが目に厳しすぎると思いました。
 第11話の感想で、「母親であるエルヴィラのアナスタジアへの溺愛ぶりには無理があるように思いました。」などと記述していました。この件は、最後まで謎のままであろうと予想していたのですけれども、第12話では、さにあらずで、意外な展開に思えました。
 第12話後半で、トッポの外見が以前と異なっていたことが物語の流れよりも気になってしまいました。
 第12話終盤でのアナスタジアがヒロイン(マリー)をも凌駕する玉の輿に乗りつつあるという描写には、本当にそれでよいのかと思ってしまいました。
 それにしても、ヒロインの親の世代の無能がすべての元凶であるという物語の作風があまりに稚拙で、まったく共感できませんでした。

「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」第12話
 名作である「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」(2018年のアニメ)の TVシリーズとしては、第2期に相当する作品で、制作(CloverWorks)も監督も第1期と同一とのこと。
 第1期の主題歌(「君のせい」、「不可思議のカルテ」)があまりに印象的であったため、第2期の主題歌は衰えたように思えるのですけれども、エンディング主題歌「水平線は僕の古傷」は、よいと思います。
 番組の題名は、「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」なのですけれども、第1話~第3話は、広川卯月(声:雨宮天)を主体とした「青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない」、第4話~第7話は、赤城郁実を主体とした「青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない」、第8話~第10話は、姫路紗良(声:小原好美)を主体とした「青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない」、第11話以降は、「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」のようです。
 第11話までは、国見佑真の後がま程度の存在感しかなかった福山拓海が第12話では、一気に重要人物となったのですけれども、状況の解消には至らずといったところでしょうか。
 第7話Cパートで描かれた別の世界の赤城郁実からの「霧島透子を探せ麻衣さんが危ない!」という伝言とミニスカサンタ(声:上田麗奈)が第12話でようやく結びついたように思いました。
 第11話のエンディング主題歌の歌唱は、霧島透子とのことだったのですけれども、第12話のエンディング主題歌の歌唱は、岩見沢寧々(声:上田麗奈)とのことで、意図的に上田麗奈らしい歌唱を行っているように思えました。

「その着せ替え人形は恋をする」第24話(最終回) ○
 名作である「その着せ替え人形は恋をする」(2022年のアニメ)の第2期でした。
 第2期も秀逸で、好きか嫌いかでいえば、明らかに好きな作品です。
 制作(CloverWorks)や監督は、第1期と同様とのことでした。
 エンディング主題歌の歌唱はともかく、エンディング主題歌(「Kawaii Kaiwai」)の曲が素晴らしく、エンディングの映像もよいと思いました。
 第21話の感想で、「第21話での緒方旭の台詞は、もしかしたら、「近くに来られるのはやめてほしい」ほど好きとかいう意味でしょうか。」などと記述していました。
 第23話の描写では、前述の解釈が誤っているかのようだったのですけれども、第24話後半で、第21話の感想のとおりであったことを明かしてくるとは、やってくれると思いました。
 第24話の最後の場面で、喜多川海夢が五条新菜に好きというかわりにツーショットをねだったのは、前述の緒方旭の件と同じ気持ちを表していたのでしょうか。だとしたら、なかなか上手いと思いました。
 もしも、第3期が制作されるのであれば、是非とも視聴したいと思います。

「薫る花は凛と咲く」第12話
 現代の日本の高校生同士の恋愛を描く作品のようです。
 不良の(男子生徒の)描写が見るからに少女漫画的です。原作は講談社のウェブコミックとのこと。
 制作(CloverWorks)と監督は、名作である「明日ちゃんのセーラー服」(2022年のアニメ)と同一とのことで、少女の描写には、類似性を散見します。
 オープニング主題歌(キタニタツヤの「まなざしは光」)がよいと思います。
 第6話以降、登場人物の心情をわかりやすく表現する作風に転じたように思います。
 第12話は、海で 6P でした…
 というのはさておき、夏沢朔は、保科昴のために密かにドーナツを買うだろう思ったら、本当にそのとおりの展開で、芸がないと思いました。
 映像だけは、綺麗であると思いました。

「ばっどがーる」第12話(最終回) ×
 久しぶりのきららアニメでした。
 きららアニメらしく、主題歌が声優歌唱で、特に、エンディング主題歌(「BAD SURPRISE」)がよいと思いました。
 しかしながら、本編の作風は、第5話までは、ペットプレイなどの SM 嗜好、第6話以降は、百合で、第12話に至っては、ペットプレイ復活に加え、最後は、まさかの貝合わせで、きららアニメなのに、終始いかがわしい作品でした。
 第12話の作画だけは、気合いが入っていたように思いました。

「公女殿下の家庭教師」第11話
 異世界転生モノではなく、魔法が公然と存在する近世欧州のような世界を舞台に、公爵家の次女(ティナ・ハワード)に魔法を教えることとなった少年(アレン)を主人公とした作品のようです。
 制作(スタジオブラン)は、「最強陰陽師の異世界転生記」(2023年のアニメ)と同一で、監督も、「最強陰陽師の異世界転生記」の総監督だったとのことなのですけれども、映像の作風だけを見ると、「精霊幻想記」(2021年、2024年のアニメ)に類似しているように思えます。
 主人公に火属性で剣姫の相方(リディヤ・リンスター)がいるというのは、テンプレートのように思えます。
 ティナ役の声優の演技が下手糞で、興ざめします。
 第10話終盤の描写では、ステラ・ハワード(声:水瀬いのり)が失踪したかのようだったのですけれども、第11話では、別邸で寝泊りしただけとは、お嬢様であると思いました。
 主人公がステラの所在をシェリー・ウォーカー(エリーの祖母)から教えてもらうという展開は、第2話の時点で、主人公がシェリーを手なずけていたことが活かされたようで、ここだけは、話の流れが上手いと思いました。
 第9話、第10話の感想で、「極致魔法を使えるようになった妹のティナへの嫉妬に狂い、第8話で敗退した馬鹿王子のジェラルド・ウェインライトと同じ方法で力を得た挙句、妹たちとの戦闘に及ぶとかいう短絡的な展開になるのではないかと邪推してしまいます。」などと記述していたのですけれども、第11話で、主人公がステラを手なずけたことで、ステラが馬鹿王子のジェラルドと同じ轍を踏むことだけは回避できたものの、結局、ステラが妹であるティナたちと対決することになるという展開は、流石に馬鹿げていると思いました。

「雨と君と」第12話(最終回) ○
 今期(2025年7月)開始のアニメでは、最高の作品でした。
 現代の日本を舞台に小説家の女性(藤)と藤に拾われた君を描く作品のようでした。
 オープニング主題歌(「雨と」)とオープニングの映像が洒落ていました。
 本編の音楽もよいと思いました。
 藤を演じる早見沙織の大人声が本当に素晴らしいと思いました。
 第11話の感想で、「第11話でのエンディングの映像の変更は、面白いと思いました。」と記述していたのですけれども、第12話での微妙な変更もよいと思いました。
 第12話Cパートは、藤の前日譚でも描かれるのかと思いきや、第1話を補足する程度のエピソードでした。
 第1話で描かれた雨が降っているに藤が「私にはもう必要ない」と傘を老婆と孫に渡す場面は、自殺でも企てているのかと思えたのですけれども、第12話Cパートの描写を見る限りでは、単に髪を短くしたので雨に濡れても平気だからということだったのでしょうか。
 もしかしたら、第1話の前述の場面があまりにネガティブに解釈される傾向が強かったので、そうではないというメッセージを送ったのでしょうか。

--

「瑠璃の宝石」第11話
 「恋する小惑星」(2020年のアニメ)で描かれた地質研究会よりもさらに鉱物学よりの主題です。
 制作(スタジオバインド)と監督は、「お兄ちゃんはおしまい!」(2023年のアニメ)とのことで、アニメの作風には、類似性を散見します。
 しかしながら、キャラクタデザインだけは、残念に思います(異様な巨乳が気持ち悪いです)。
 主題歌(「光のすみか」、「サファイア」)がよいと思います。
 第11話も、危険な作業を何の備えもなく実行してしまっている有様が怖いと思いました。

「異世界黙示録マイノグーラ」第11話
 異世界転生モノです。主人公(伊良拓斗)が転生しただけでなく、主人公がプレイしていたゲームの NPC が付き従っていることが特徴的ではあるのですけれども、「オーバーロード」(2015年、2018年、2022年のアニメ)の従者をアルベドだけにしたような設定にも見え、チープであると思います。
 異世界の世界観が RPG というよりは、シミュレーションゲームのように思えます。
 制作(MAHO FILM)と監督は、「歴史に残る悪女になるぞ」(2024年のアニメ)と同一とのこと。
 第11話は、全ての蟲の女王イスラを演じる井上喜久子の年季の入った怖さがよいと思いました。

「盾の勇者の成り上がり Season 4」第11話
 「盾の勇者の成り上がり」(2019年、2022年、2023年のアニメ)の第4期です。
 制作(キネマシトラス)と監督は、第1期と同一とのこと。
 相変わらず、オープニング主題歌がクソで、オープニングの時点で、視聴を打ち切りたくなります。このようなクソ主題歌を耳に入れることすら苦痛ですので、毎回、早送りです。
 第11話で明かされたシルディア/ゾディア(声:白石晴香)がサディナ(声:小清水亜美)の親族というのは、見ればわかるといったところで、シルディアがサディナを一騎打ちの相手に指名するという展開も、さもありなんと思いました。
 しかしながら、その後のシルディアに何かが憑依しているという描写は、流石に難解であったと思いました。

「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第2期」第23話
 「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」(2024年のアニメ)第2期です。
 物語の流れのよさや笑わせ方の上手さがよい意味で相変わらずであると思います。
 オープニング主題歌が10年前のボカロ曲の流行歌のコピーのようで、心底ダサいです。
 第22話の感想で、「この期に及んでの個々のキャラクタの過去の描写が重い…」などと記述していたのですけれども、第23話で描かれたギタンの過去は、すでに描かれたことと大差のない描写を繰り返したように見えてしまいますので、よくないと思いました。

「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」第23話
 名作である「Dr.STONE」(2019年、2021年、2022年、2023年、2025年のアニメ)の第4期第2クールです。
 制作(トムス・エンタテインメント)は、第1期から同一、監督は、第3期以降と同一とのこと。
 第4期第1クールは、この作品にしては珍しく、オープニング主題歌がよく、オープニングの映像もよかったですけれども、第2クールで、オープニングに関しては、明らかに駄目になりました。本編の音楽も、肝心なところでラップのようなものが流れるなど、センスが欠如しています。
 第20話以降、終盤らしい盛り上げ方が上手いと思います。
 第22話の感想で、「次回以降は、第21話での誰が死んでも科学だけは未来に重なっていくという主旨のカセキの台詞のように、スイカが科学を受け継ぎ、自力で復活液を作るとかいうまさかの展開でしょうか。」と記述していたのですけれども、第23話は、本当にそのような展開でした。
 第23話前半でのスイカによる石化した仲間の物真似は、あまりに似ていないため、笑えませんでした。
 しかしながら、その後のスイカが主人公(石神千空)が所持していた紙の意味に気づく場面では、泣けてしまいました。
 第23話の最後の場面については、スイカが石神村で屈指の美少女であることは、以前から公然の秘密といった印象でしたので、さもありなんと思いました。

--

「怪獣8号 第2期」第22話 ×
 「怪獣8号」(2024年のアニメ)の第2期です。
 制作(Production I.G)は第1期と同一なのですけれども、スタッフの一部は変更されているようです。
 Production I.G 制作にしては、酷い作画です。
 第22話で、ようやく決戦らしきものが開始されたのですけれども、白けてしまっています。
 鳴海弦役の声優による馬鹿の一つ覚えのような格好つけただけの演技に嫌気が差します。「芸がない」とはこのことです。
 保科宗四郎の漫才などは、ない方がよいです。
 よいのは、四ノ宮キコル役のファイルーズあい によるジョースター家の血が通っているかのような演技だけであると思います。

--
 前述以外で、視聴を継続しているアニメ:
  「キミとアイドルプリキュア♪」(2025年2月開始のアニメ)
  「Summer Pockets」(2025年4月開始のアニメ)
  「SAND LAND: THE SERIES」(2025年6月地上波開始のアニメ)
  「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2nd season」(2025年7月第2期開始のアニメ)(最終回)
  「地獄先生ぬ~べ~」(2025年7月開始のアニメ) ×
  「ケンガンアシュラ Season2 Part.2」(2025年9月第2期第2クール地上波放送開始のアニメ)

この記事へのコメント