2025年7月開始のアニメについて(その11)

 視聴したアニメの感想を記述しています。すべてを網羅している訳ではありませんけれども、いろいろです。

「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」第11話
 異世界転生モノではなく、RPG のような世界を舞台とした作品のようです。
 世界観(設定)はよいと思うのですけれども、物語の流れが悪いと思います。
 第1話だけは、魔獣の王であるクレバテスの視点での描写が主体であったため、それなりに面白かったのですけれども、第2話~第8話は、登場人物の苦難を長々と描くことに異様な執着が感じられ、面白くありませんでした。第9話以降は、終盤らしい盛り上がりで、多少は面白くなってきたように思います。
 第11話で、ハイデン国皇太子妃トアラ(声:豊崎愛生)も敵将であるドレルと同様に勇者伝承を疑問視していることが印象的でした。
 第10話の感想で、「ハイデン王が再登場したのですけれども、よくわからないまま終了しました。」と記述していたのですけれども、ハイデン王とクレンが対峙したことで、王家の炉の正体が明かされ、王家や勇者のみならず、現生人類や魔獣の王の正体も示唆されたように思いました。しかしながら、真の人属とやらについては、まだ謎が残っているように思えました。
 この作品は、全体的に映像の完成度が高めであったのですけれども、せっかく盛り上がったところで、キャラクタの作画や動きが衰えてしまったことが惜しいと思いました。

「水属性の魔法使い」第10話
 異世界転生モノです。
 監督は、「ダンジョン飯」(2024年のアニメ)の副監督だったとのこと。
 オープニング主題歌の歌唱が気持ち悪いです。歌詞もクソで、恥ずかしいです。
 主人公(涼)役が村瀬歩であることが印象的です。
 第6話の感想で、「フェルプスが冒険者であるだけでなく、貴族でもあることが第6話で明らかとなりました。また、第5話での描写から、アベルも同様でないかと推測します。」と記述していたのですけれども、第10話でウィットナッシュに訪れたアベルとデブヒ帝国の皇子であるコンラート(皇女であるフィオナ(声:鬼頭明里)の兄)とのやりとりもそのことを示唆しているように思えました。
 セーラ(声:本渡楓)が主人公の不在を悲嘆する有様がよいと思いました。

「サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと」第10話
 異世界転生モノではなく、RPG のような世界を舞台に、どもりであるが故に無詠唱魔法を究め、七賢人のひとりとなった少女(モニカ・エヴァレット)を主人公とした作品のようです。
 主題歌の歌唱や演奏は、あの程度でよいとでも思っているのでしょうか。特に、オープニング主題歌の主題歌の歌唱や演奏は、本当に下手糞です。アニメの主題歌は、素人バンドの出る幕ではないと知るべきです。曲自体は悪くないと思います。
 モニカ役の会沢紗弥の主演は珍しいと思います。イザベル・ノートン役の種﨑敦美の演技の幅の広さには驚かれます。また、クローディア・アシュリー役の茅野愛衣も上手いため、台詞自体が駄目なために碌な演技のできてないヒロイン役が余計に下手糞に思えてしまいます。
 第10話は、この期に及んで、ヒロインのミネルヴァ時代の因縁とは、芸がないと思いました。
 第10話で変装したヒロインが別の作品の登場人物のようであると思いました。

「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」第11話
 このような題名を目にした時点で視聴する気力が失せます。
 異世界転生モノではなく、架空の欧州の貧乏貴族の次女(マリー)を主人公とした作品のようです。
 オープニング主題歌(「月蝕」)が印象的で、このような作品にはもったいないと思います。
 物語自体が今一つであることに加え、アニメの映像的な完成度や演出などもよくないのですけれども、そのような下手糞な部分が夢見クジラの大仰な音楽に覆い隠される所為で(視聴者にとっては、不幸なことに)、どうにかまとな作品に感じられてしまいます。
 侍従頭のミオ役の日笠陽子の演技が上手いために、マリー役、キュロス役、ルイフォン役の上手くない演技が余計に下手糞に感じられます。
 ヒロインの緑の映える赤髪とやらが目に厳しすぎると思います。
 ヒロインと再会したアナスタジアの第11話での回想によれば、父親であるグレゴールが無能であることに加え、祖母であるサーシャの病死を契機に両親とも狂ったようですけれども、母親であるエルヴィラのアナスタジアへの溺愛ぶりには無理があるように思いました。
 それにしても、アナスタジア役による威勢の良い少年を装う演技が上手すぎると思ったら、「星降る王国のニナ」(2024年のアニメ)のヒロインと同じ声優とのことで、さもありなんと思いました。

「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」第11話
 名作である「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」(2018年のアニメ)の TVシリーズとしては、第2期に相当する作品で、制作(CloverWorks)も監督も第1期と同一とのこと。
 第1期の主題歌(「君のせい」、「不可思議のカルテ」)があまりに印象的であったため、第2期の主題歌は衰えたように思えるのですけれども、エンディング主題歌「水平線は僕の古傷」は、よいと思います。
 番組の題名は、「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」なのですけれども、第1話~第3話は、広川卯月(声:雨宮天)を主体とした「青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない」、第4話~第7話は、赤城郁実を主体とした「青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない」、第8話~第10話は、姫路紗良(声:小原好美)を主体とした「青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない」、第11話以降は、「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」のようです。
 第7話Cパートで描かれた別の世界の赤城郁実からの「霧島透子を探せ麻衣さんが危ない!」という伝言で、何が危ないのかが第11話でようやく示唆されたように思いました。
 一方、第9話の感想で、「ミニスカサンタ(声:上田麗奈)と霧島透子が別人である可能性が示唆されたようにも見え、このことが前述の伝言の真相なのではないか」などと記述していたのですけれども、第11話では、より明確な示唆がありました。しかしながら、このことと前述の危険との関係は、まだ判然としないように思いました。
 第11話から、エンディング主題歌の歌唱は、霧島透子とのことなのですけれども…

「その着せ替え人形は恋をする」第23話 ○
 名作である「その着せ替え人形は恋をする」(2022年のアニメ)の第2期です。
 第2期も秀逸であると思います。
 制作(CloverWorks)や監督は、第1期と同様とのこと。
 エンディング主題歌の歌唱はともかく、エンディング主題歌の曲とエンディングの映像がよいと思います。
 第21話の感想で、「第21話での緒方旭の台詞は、もしかしたら、「近くに来られるのはやめてほしい」ほど好きとかいう意味でしょうか。」などと記述していました。
 第23話での緒方旭(声:河瀬茉希)以外の台詞によれば、前述のような甘いことではなく、文字通りの意味だったとのことなのですけれども、第23話の最後の場面で、変化がありそうに思いました。

「薫る花は凛と咲く」第11話
 現代の日本の高校生同士の恋愛を描く作品のようです。
 不良の(男子生徒の)描写が見るからに少女漫画的です。原作は講談社のウェブコミックとのこと。
 制作(CloverWorks)と監督は、名作である「明日ちゃんのセーラー服」(2022年のアニメ)と同一とのことで、少女の描写には、類似性を散見します。
 オープニング主題歌(キタニタツヤの「まなざしは光」)がよいと思います。
 第6話以降、登場人物の心情をわかりやすく表現する作風に転じたように思います。
 第9話の感想で、「紬凛太郎と父親と兄は、どこに逝ったのか」などと記述していました。この時点では、すでに故人であることを想定していたのですけれども、第11話で、あっさりと父親である紬圭一郎が登場してしまい、意外に思いました。また、格好良い父親であると思いました。
 第11話では、保科昴がもはや完全に紬凛太郎の味方に転じていることと、和栗薫子が級友から慕われていることが印象的でした。

「ばっどがーる」第11話
 久しぶりのきららアニメです。
 きららアニメらしく、主題歌が声優歌唱で、特に、エンディング主題歌(「BAD SURPRISE」)がよいと思います。
 しかしながら、本編の作風は、第5話までは、ペットプレイなどの SM 嗜好、第6話以降は、百合で、きららアニメなのに、いかがわしいと思います。

「公女殿下の家庭教師」第10話
 異世界転生モノではなく、魔法が公然と存在する近世欧州のような世界を舞台に、公爵家の次女(ティナ・ハワード)に魔法を教えることとなった少年(アレン)を主人公とした作品のようです。
 制作(スタジオブラン)は、「最強陰陽師の異世界転生記」(2023年のアニメ)と同一で、監督も、「最強陰陽師の異世界転生記」の総監督だったとのことなのですけれども、映像の作風だけを見ると、「精霊幻想記」(2021年、2024年のアニメ)に類似しているように思えます。
 主人公に火属性で剣姫の相方(リディヤ・リンスター)がいるというのは、テンプレートのように思えます。
 ティナ役の声優の演技が下手糞で、興ざめします。
 第10話で描かれたフェリシア・フォス(声:花澤香菜)の退学と独立した商人を目指すというエピソードは、今後の伏線でしょうか。
 第9話の感想で、「第9話でのステラ・ハワード(声:水瀬いのり)の描写を観るに、極致魔法を使えるようになった妹のティナへの嫉妬に狂い、第8話で敗退した馬鹿王子のジェラルド・ウェインライトと同じ方法で力を得た挙句、妹たちとの戦闘に及ぶとかいう短絡的な展開になるのではないかと邪推してしまいます。」と記述していたのですけれども、第10話は、ますますそのような展開で、芸がないと思いました。

「雨と君と」第11話 ○
 今期(2025年7月)開始のアニメでは、最高の作品であると思います。
 現代の日本を舞台に小説家の女性(藤)と藤に拾われた君を描く作品のようです。
 オープニング主題歌(「雨と」)とオープニングの映像が洒落ています。
 本編の音楽もよいと思います。
 藤を演じる早見沙織の大人声が本当に素晴らしいです。
 第11話Bパートでのミミ「ほんとに大事なものだけ手に入ったらいいのにね」という台詞と「そしたら何も捨てなくていいのにね」という藤の台詞がよいと思いました。
 その後の君が藤のシャツを持ち去ろうとした理由は、そんなことだろうと思いました。
 レン(声:佐藤聡美)のリメイクの場面など、Bパートの音楽が好きです。
 第11話でのエンディングの映像の変更は、面白いと思いました。

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「瑠璃の宝石」第10話
 「恋する小惑星」(2020年のアニメ)で描かれた地質研究会よりもさらに鉱物学よりの主題です。
 制作(スタジオバインド)と監督は、「お兄ちゃんはおしまい!」(2023年のアニメ)とのことで、アニメの作風には、類似性を散見します。
 しかしながら、キャラクタデザインだけは、残念に思います(異様な巨乳が気持ち悪いです)。
 主題歌(「光のすみか」、「サファイア」)がよいと思います。
 第10話も、安全ではない物質の採取のように思えることが気になりました。
 また、過去の出来事とはいえ、線路の砂利が流出するような場所は危険ではないのでしょうか。

「異世界黙示録マイノグーラ」第10話
 異世界転生モノです。主人公(伊良拓斗)が転生しただけでなく、主人公がプレイしていたゲームの NPC が付き従っていることが特徴的ではあるのですけれども、「オーバーロード」(2015年、2018年、2022年のアニメ)の従者をアルベドだけにしたような設定にも見え、チープであると思います。
 異世界の世界観が RPG というよりは、シミュレーションゲームのように思えます。
 制作(MAHO FILM)と監督は、「歴史に残る悪女になるぞ」(2024年のアニメ)と同一とのこと。
 第10話は、多少なりとも戦闘でのモルタールの活躍があったことが印象的でした。
 また、久しぶりに聖女ソアリーナと魔女エラキノ(声:本渡楓)の動向が描かれたのですけれども、どのような状況か判然としないように思いました。
 第10話で判明した他のゲームの NPC が汚泥のアトゥ(声:楠木ともり)のように転生しているという件は、面白いと思ったのですけれども、今後の展開にどのように結びつけるのかが難しそうに思いました。

「盾の勇者の成り上がり Season 4」第10話
 「盾の勇者の成り上がり」(2019年、2022年、2023年のアニメ)の第4期です。
 制作(キネマシトラス)と監督は、第1期と同一とのこと。
 相変わらず、オープニング主題歌がクソで、オープニングの時点で、視聴を打ち切りたくなります。このようなクソ主題歌を耳に入れることすら苦痛ですので、毎回、早送りです。
 第10話は、結局、ゾディア(声:白石晴香)と戦うしかないということでしょうか。

「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第2期」第22話
 「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」(2024年のアニメ)第2期です。
 物語の流れのよさや笑わせ方の上手さがよい意味で相変わらずであると思います。
 オープニング主題歌が10年前のボカロ曲の流行歌のコピーのようで、心底ダサいです。
 この期に及んでの個々のキャラクタの過去の描写が重い…
 というのはさておき、第20話の感想で、「人化したグリモ(声:ファイルーズあい)の声が本領発揮といった印象で格好よい」などと記述していたのですけれども、第22話も同様で、登場しただけで高揚感がありました。

「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」第22話
 名作である「Dr.STONE」(2019年、2021年、2022年、2023年、2025年のアニメ)の第4期第2クールです。
 制作(トムス・エンタテインメント)は、第1期から同一、監督は、第3期以降と同一とのこと。
 第4期第1クールは、この作品にしては珍しく、オープニング主題歌がよく、オープニングの映像もよかったですけれども、第2クールで、オープニングに関しては、明らかに駄目になりました。本編の音楽も、肝心なところでラップのようなものが流れるなど、センスが欠如しています。
 第20話以降、終盤らしい盛り上げ方が上手いと思います。
 第22話は、スタンリー・スナイダーめ…このタイミングであきらめるのならば、もっと早く和解しておけばよかったものを…と思いました。
 次回以降は、第21話での誰が死んでも科学だけは未来に重なっていくという主旨のカセキの台詞のように、スイカが科学を受け継ぎ、自力で復活液を作るとかいうまさかの展開でしょうか。第22話で変更されたエンディングの映像もそのことを示唆しているのでしょうか。

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「怪獣8号 第2期」第21話 ×
 「怪獣8号」(2024年のアニメ)の第2期です。
 制作(Production I.G)は第1期と同一なのですけれども、スタッフの一部は変更されているようです。
 第18話以降は、心底つまらないと思います。
 Production I.G 制作にしては、酷い作画です。

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 前述以外で、視聴を継続しているアニメ:
  「キミとアイドルプリキュア♪」(2025年2月開始のアニメ)
  「Summer Pockets」(2025年4月開始のアニメ)
  「SAND LAND: THE SERIES」(2025年6月地上波開始のアニメ)
  「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2nd season」(2025年7月第2期開始のアニメ)
  「地獄先生ぬ~べ~」(2025年7月開始のアニメ) ×
  「ケンガンアシュラ Season2 Part.2」(2025年9月第2期第2クール地上波放送開始のアニメ)

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