2024年7月開始のアニメについて(その1)

 視聴したアニメの感想を記述しています。すべてを網羅している訳ではありませんけれども、いろいろです。

「SHY」第13話
 「SHY」(2023年のアニメ)の第2期です。
 第1期と同様、制作は、エイトビット、監督は、安藤正臣、キャラクタデザイン担当は、「とあるシリーズ」と同一とのこと。
 この作品には、期待していません。

「新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。」第1話 ×
 RPG のような世界を舞台とした作品のようです。
 オープニング主題歌の串田アキラは、もしかしたら、意図的に老けた声で歌唱しているのでしょうか。往年の勢いが感じられず、非常に残念に思います。
 主人公(リック・グラディアートル)のコスチュームデザインがダサいです。女性の登場人物のキャラクタデザインが特徴的であると思います。
 第1話を視聴した限りでは、映像的な完成度の低さが目につきました。
 物語の方も単なる俺TUEEE の域を出ていないという印象で、全体的にギャグ風味なのですけれども、笑えませんでした。
 悪い意味で、「聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~」(2023年のアニメ)というどうしようもないアニメに似ているように思えます。
 そもそも、高々三十代で年寄りになったつもりでいること自体、程度が低いです。
 視聴打ち切り候補です。

「僕の妻は感情がない」第1話
 近未来の日本を舞台とした作品のようです。
 キャラクタデザインが今一つで、映像的には、とっつきにくさを感じます。
 第1話は、衝撃的なオムライスの文字と終盤のミーナの目つきが印象に残りました。
 視聴後に確認したところ、残念なことに、制作と監督が「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」(2023年のアニメ)というどうしようもないアニメと同一とのこと。

「多数欠」第1話 ×
 オープニング主題歌が不快(曲の作風が不快であることに加え、歌唱が下手糞です)で、オープニングの時点で視聴する気が失せました。
 本編も、子供しか喜ばないような幼稚な作風であると思いました。
 2度と視聴しません。

「魔王軍最強の魔術師は人間だった」第1話
 魔族が優勢な RPG のような世界を舞台とした作品のようです。
 オープニング主題歌(「Ctrl C」)が洒落ていると思います。
 第1話で、主人公であるアイク(声:福山潤)の育ての親で大魔術師のロンベルク(故人)役がチョーというキャスティングは、ギャグかと思いました。
 主人公の直属上司であるセフィーロや魔王であるダイロクテンがよい声でしたので、視聴後に確認したところ、それぞれ、伊藤静と石見舞菜香とのことでした。また、サティ役が立花日菜とのことで、魅力的なキャスティングであると思います。特に、石見舞菜香については、このような役もできるのかと驚かされました。
 魔法の詠唱が「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」(2021年のアニメ)と類似している点は、センスがよいと思いました。
 また、不死旅団参謀であるジロンの主人公への心酔ぶりがよいと思いました。
 視聴後に確認したところ、残念なことに、制作と監督が「農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。」(2022年のアニメ)というつまらないアニメと同一とのこと。

「【推しの子】」第12話 ○
 名作である「【推しの子】」(2023年のアニメ)の第2期です。
 スタッフは、第1期と同一とのこと。
 「【推しの子】」といえば、第1期のオープニング主題歌(YOASOBI の「アイドル」)があまりに素晴らしかったため、第12話は、オープニング主題歌が腐ってしまったと感じました。
 しかしながら、第12話本編序盤、黒川あかね(声:石見舞菜香)の両目に星が灯った時点で、始まったと感じました。
 その後、稽古での姫川大輝の演技に感化された有馬かな(声:潘めぐみ)が周囲を染めていくという演出が見事であると思いました。
 また、演技だけでなく、漫画の原作と舞台の脚本という分野に踏み込んでいく作風は、実にこの作品らしいと思いました。
 この作品は、毎回、終盤に仕込みがあるのですけれども、第12話の最後の場面での鮫島アビ子の台詞には、にやけてしまいました。
 この作品を視聴している間は、時間の経過が速く感じられ、あっという間に終わってしまったように思えます。
 この作品は、最後まで見届ける所存です。

「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」第1話
 ラブコメです。
 制作は、動画工房とのことで、よいときの動画工房の制作らしい綺麗な映像であると思います。
 ヒロイン(アリサ・ミハイロヴナ・九条)も、主題歌も上坂すみれ の担当で、演技も歌唱も、他の作品とは気合いの入り方が違うように思います。
 第1話は、白でした。
 視聴後に確認したところ、監督は、「先輩がうざい後輩の話」(2021年のアニメ)や「可愛いだけじゃない式守さん」(2022年のアニメ)と同一とのこと。

「義妹生活」第1話
 義兄義妹となった同い年の高校生を描く作品のようです。
 制作は、スタジオディーンとのこと。
 ヒロインの実母である綾瀬亜季子役だけは、第一声で上田麗奈であるとわかりました。
 第1話を視聴した限りでは、ですます調で話した程度で敬語なんぞといっている辺りが駄目でした。近年のアニメではよくある描写ですけれども、なげかわしいです。

「俺は全てを【パリイ】する~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」第1話
 RPG のような世界を舞台とした作品のようです。
 オープニング主題歌(「AMBITION」)が如何にもアニソンという雰囲気でよいと思います。
 本編は、とにかく、背景美術が下手であると思います。キャラクタデザインや作画も雑であると思います。
 しかしながら、第1話を視聴した限りでは、気軽に楽しめるという観点では、悪くないと思いました。
 また、第1話での主人公(ノール)の自宅に結界が設置されているなどの描写から、実は、主人公の父母が実は引退した本物の勇者か、そのパーティメンバだったのではないかと思いました。

「疑似ハーレム」第1話
 ラブコメです。
 映像的な完成度があまりにも低く、視聴を苦痛に感じます。
 早見沙織の声は、とてもよいのですけれども、この作品のヒロイン(七倉凛)のように演技をコロコロと変える役は、向いていないように思えました。
 物語の作風が「ゲッサン」連載の作品のようでしたので、視聴後に確認したところ、本当にそうでした。
 第2話以降は、視聴しないと思います。

「ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで」第1話 ×
 異世界召喚モノのようでした。
 「ありふれた職業で世界最強」(2019年、2022年のアニメ)のリメイクのような作風でした。
 既存の作品に似ていること自体はどうでもよいと思うのですけれども、幼少期が不遇であったとか、同じクラスの中で、上位だの、空気だの、モブだの、階級が存在することをさも当たり前であるかのように描く作風には、まったく共感できませんでした。今時の子供なら、共感できるでもいうのでしょうか。そもそも、アニメの視聴者がどのような層であるかをよく考慮した上で制作すべきです。
 主題歌の歌詞と歌唱も、ゲロ出るほど不快でしたので、2度と視聴しないことに決めました。
 2度と視聴しません。

「先輩はおとこのこ」第1話
 ラブコメです。
 制作は、project No.9 とのことで、第1話を視聴した限りでは、如何にも project No.9 制作らしい綺麗な映像であると思いました。
 もしも、近年流行の偏った多様性とやらを主張する作品だったら、即座に視聴を打ち切るつもりだったのですけれども、そうではない点がよいと思います。
 蒼井咲の声や演技がプリキュアのようでしたので、視聴後に確認したところ、ソラ・ハレワタール/キュアスカイと同一とのことで、さもありなんと思いました。
 また、視聴後に確認したところ、監督は、「継母の連れ子が元カノだった」(2022年のアニメ)と同一とのこと。
 視聴を継続すべきか否か悩ましいと思います。

「2.5次元の誘惑」第1話
 アニヲタとコスプレヲタの高校生たちを描く作品のようです。
 やっていることは、実にくだらないのですけれども、困ったことに、意外に面白いと思いました。
 映像の完成度があまり高くないために、映像的には、台詞ほどエロくならずに済んでいる辺りが奏功しているように思えます。
 視聴を継続すべきか否か悩ましいと思います。

「NieR:Automata Ver1.1a」第13話
 「NieR:Automata Ver1.1a」の第2クールです。
 スタッフは、第1クールと同一とのこと。
 「NieR:Automata Ver1.1a」の主題歌といえば、第1クールの Aimer の「escalate」と amazarashi の「アンチノミー」が素晴らしかったのですけれども、第2クールも、LiSA の「ブラックボックス」と GEMS COMPANY の「灰ト祈リ」がよいと思います。また、エンディングの映像もよいと思います。
 第13話も、相変わらず、戦闘場面で 2B(声:石川由依)の白いものがチラリと見える…
 というのはさておき、9S の不審な行動は、第1クールから描かれていたのですけれども、第13話後半の唐突な展開は、難解であると思いました。
 また、第13話終盤での司令官の台詞は、何ゆえに 2B や A2 に向けられていたのかが謎に思えました。

「異世界スーサイド・スクワッド」第1話 ×
 異世界転移モノです。
 つまらないです。
 視聴後に確認したところ、制作は、WIT STUDIO とのこと。
 第2話以降は、視聴しないと思います。

「グレンダイザーU」第1話
 「UFOロボ グレンダイザー」(1975年~1977年のアニメ)とは違い、マジンガーZ とドクターヘルの機械獣との戦闘がまだ継続しているという設定であるとか、祖父である兜十蔵による光子力の研究成果のおかげで資産家となった兜甲児が趣味で秘密裏に正義の味方をやっているという主旨の台詞が強烈であると思いました。
 また、弓さやか(声:上坂すみれ)の存在感と弓弦之助を演じる速水奨の声が異様なほど合っていたことが印象的でした。
 「UFOロボ グレンダイザー」ではなく、「宇宙円盤大戦争」(1975年の映画)の設定が引き継がれていることが懐かしく思えました。
 そういえば、「UFOロボ グレンダイザー」の第1話で、デューク・フリードが「あんなものに乗りたくない」という理由で第1話終盤まで拗ねていたことと似たようなことが「グレンダイザーU」の第1話でも繰り返されていたことも懐かしく思えました。
 永井豪原作作品のリメイクにしては珍しく、映像的には、そこそこ綺麗なのですけれども、音楽が駄目です。

「ダンジョンの中のひと」第1話
 RPG のような世界を舞台に、ダンジョンの管理人を描く作品のようです。
 RPG のような世界観を逆手に取ったような設定が面白いと思います。
 とてもシンプルなキャラクタデザインが奏功しているのでしょうか、第1話を視聴した限りでは、彩色と作画がとても綺麗で、動きも見事でした。
 しかしながら、視聴後に確認したところ、残念なことに、制作と監督が「異世界美少女受肉おじさんと」(2022年のアニメ)というどうしようもなくつまらないアニメと同一とのこと。

「この世界は不完全すぎる」第1話
 異世界転移モノかと思いきや…
 設定には、独創性が感じられるのですけれども、キャラクタデザインが致命的に駄目であると思います。
 視聴を継続すべきか否か悩ましいと思います。

「モブから始まる探索英雄譚」第1話 ×
 異世界モノではなく、現実世界の近未来にダンジョンが出現するようになったという設定のようでした。
 まず、題名で、「モブ」なんぞといっている時点で、視聴する気が失せます。
 オープニング主題歌の歌唱が下手糞な上にゲロが出るほど不快で、2度と聴きたくありません。男のくせにキャーキャーと騒ぐだけのような歌唱はみっともないだけでなく、不快です。しかも、下手糞です。本当に2度と聴きたくありません。
 エンディング主題歌を担当している May'n にオープニング主題歌も担当させるべきでした。
 男のくせにキャーキャーと騒ぐだけのような歌唱で、下手糞なオープニング主題歌は、本当に2度と聴きたくありませんので、この作品自体を2度と視聴しないことに決めました。
 2度と視聴しません。

「天穂のサクナヒメ」第1話 ○
 題名からわかるように、日本神話に似た世界観の作品のようです。同名のゲームが原作とのこと。
 制作は、P.A.WORKS とのことで、完成度のとても高い映像で世界観を描き出す作風には、P.A.WORKS が久しぶりに本気を出したという印象を受けます。
 エンディング主題歌(「ORIGAMI」)がよいと思います。
 ココロワヒメを演じる衣川里佳の声が魅力的であると思います。

「逃げ上手の若君」第1話
 北条時行を描く作品のようで、大河ドラマのような作風であるといえると思います。
 制作は、CloverWorks とのことで、第1話を視聴した限りでは、作画も動きも素晴らしいと思いました。

「小市民シリーズ」第1話 ×
 原作者が「氷菓」(2012年のアニメ)と同一とのことで、非常に強い類似性を感じます。
 第1話の最後の場面が胸糞悪い上に、それを逆なでするかのようなエンディング主題歌の歌唱が心底不快でしたので、2度と視聴しないことに決めました。
 2度と視聴しません。

「杖と剣のウィストリア」第1話
 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」(2015年、2019年、2020年、2022年、2023年のアニメ)の原作者の新作のアニメ化とのことで、深夜アニメでよくある異世界モノが夕方に放送されているという印象を受けます。
 制作は、BN Pictures とのことで、第1話を視聴した限りでは、映像的な完成度が高いと思いました。
 普通、この種の異世界モノでは、エドワルド・セルフェンスのような立場の者ほど、表面的には否定しながらも、主人公(ウィル・セルフォルト)の真価を見抜いていたりするものなのですけれども、そうでないとは、珍しく無能な教師であると思いました。

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 前述以外で、視聴を継続しているアニメ:
  「わんだふるぷりきゅあ!」(2024年2月開始のアニメ)
  「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」(2024年4月開始のアニメ)
  「転生したらスライムだった件 第3期」(2024年4月第3期開始のアニメ)
  「烏は主を選ばない」(2024年4月開始のアニメ) ×
  「無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール」(2024年4月第2期第2クール開始のアニメ)(最終回)
  「魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」(2024年4月第2期第2クール開始のアニメ)
  「鬼滅の刃 柱稽古編」(2024年5月開始のアニメ)(最終回) ○

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