視聴したアニメの感想を記述しています。すべてを網羅している訳ではありませんけれども、いろいろです。
「終末トレインどこへいく?」第12話(最終回) ×
大異変で崩壊した近未来の日本を舞台とした作品でした。
近年、ライトノベル原作のどうしようもなくつまらないアニメばかりを制作し続けてしまっている EMTスクエアードによるオリジナルアニメとのことでした。
EMTスクエアードの制作にしては珍しく、映像的にはよかったのですけれども、物語としては、破滅的に面白くなく、惰性で視聴を継続してしまったことを後悔しています。
オープニング主題歌(「GA-TAN GO-TON」)だけは、よいと思いました。
第1話で、昆虫食を肯定する台詞が出た時点で、視聴を打ち切ってやろうかと思いました。
第2話で、「マウントをとる」なんぞという下品なバラエティ番組の出演者しか使わないような台詞が出た時点で、視聴を打ち切ってやろうかと思いました。
第4話プロローグでの久賀玲実のわざとらしい馬鹿さが腹立たしく、この時点で、視聴を打ち切ってやろうかと思いました。
第5話も、久賀玲実のわざとらしい馬鹿さが腹立たしく、視聴を打ち切ってやろうかと思いました。「ボーフラ」とか、「セブンイレブン」とか、心底、面白くありませんでした。
第6話は、回想で描かれたヒロインである千倉静留(声:安済知佳)があまりに酷く、視聴を苦痛に感じました。そもそも、「しずる」という音が気持ち悪く、耳に入る度にゲロが出そうになりました。
第11.5話は、「万策尽きた」ため、総集編でした。監督が監督なだけに、恥ずかしいです。
第12話は、本当にやっつけ仕事のような最終話で、まったく面白くありませんでした。
「転生したらスライムだった件 第3期」第61話
「転生したらスライムだった件」(2018年~2019年、2021年のアニメ)の第3期です。
良くも悪くも第2期の作風を継承しているようで、映像的には、外伝である「転生したらスライムだった件 転スラ日記」(2021年のアニメ)の方がよかったように思います。
この作品は、最後まで見届ける所存ですけれども、率直なところ、本当によかったのは、第1期の序盤のみであったと思っています。
この作品のオープニング主題歌といえば、寺○拓篤による音痴な歌唱が脳裏に焼き付いているのですけれども、第60話以降のオープニング主題歌(ももいろクローバーZ の「レナセールセレナーデ」)は、前述のような悪印象を払拭するもので、よいと思います。
また、オープニングの映像も、第59話までは、粗い作画とギクシャクとした下手糞な動きで、目が腐るような代物だったのですけれども、第60話以降は、今までにない作風に変更され、よくなったと思いました。
第61話は、魔導王朝サリオンの動向が描かれたことが印象的でした。エラルドは、以前から登場していたのですけれども、エルメシアが描かれたのは、今回が初めてではないかと思います。
ラミリスの再登場も印象的でした。迷宮を経営するという発想は、近年のアニメでは珍しくありませんけれども、この作品の原作の公開時期を考慮すると、先駆けに近いのではないかと思います。
「魔法科高校の劣等生 第3シーズン」第13話 ○
名作である「魔法科高校の劣等生」(2014年、2020年のアニメ)の第3期でした。
エイトビット制作の作品の中では、格別に気合が入っているように感じられ、よいと思いました。
第5話~第8話は、エンディング主題歌もエンディングの映像も下品になってしまい、良質な本編に汚点をつけやがると思っていたのですけれども、第9話以降のエンディング主題歌(ASCA の「紫苑の花束を」)は、曲は今一つですけれども、歌唱がよく、第5話~第8話の下品なエンディングよりは、はるかによいと思いました。
第13話プロローグで描かれた九島光宣の出自(九島家の近親相姦)は、公然の秘密かと思っていましたので、第12話で描かれた司波達也(声:中村悠一)が驚きを表情に出すほどのことがこの件であったとは、意外でした。
第13話後半の襲撃については、藤林響子の制止を振り切ってまで司波達也自身が実行する根拠が黒羽姉弟の台詞だけでは説明がつかないように思いました。そもそも、司波達也自身が関与してしまった場合の方が後始末が大変そうに思いました。
また、司波達也が襲撃に同行させるほど、一条将輝(声:松岡禎丞)を評価していたとは、本当に意外でした。それとも、一条将輝ならば、死んでもよいとでも思っているのでしょうか。
第10話の感想で、「七草真由美(声:花澤香菜)の護衛でもある名倉三郎が死亡するとは意外でした。」と記述していたのですけれども、思ったよりも重大な伏線だったようで、最後にやってくれたという印象でした。
ジード・ヘイグの描写を見ると、第13話で周公瑾が死亡したとは認め難いのですけれども、死に際に発したどこかの魔王のような台詞には、どのような意味があるのか疑問に思いました。
第3期は、四葉真夜(声:斎藤千和)と司波兄妹との関係が第2期以前とは変化してきているように描かれていたのですけれども、続きは、劇場版でとのこと。
「烏は主を選ばない」第13話 ×
八咫烏の一族が治める架空の土地(山内)を舞台とした物語で、登場人物が八咫烏に「転身」できることが印象的でした。
「皇后」、「后」、「内親王」、「今上陛下」など、一般的には、皇族を指すような称号が用いられていることについては、不敬罪という理由で炎上するのではないかと心配になります。
物語の作風にくらべ、キャラクタデザインや作画に美しさが不足している点が駄目でした。また、背景美術が大味で、場面によっては、中華風になってしまっている点が致命的に駄目でした。
オープニング主題歌が本編の作風に合っていないという観点で本当にクソでした。どうも、NHK のこの枠で放送されるアニメは、オープニング主題歌が腐っているものが多く、いつもがっかりさせられます。NHK は、愚行を繰り返さぬよう、担当者とその上司や責任者を解雇すべきです。
第13話も、第12話から続く種明かし大会で、どっちらけでした。
第12話の感想で、「残る謎は、早桃が殺害された真相と浜木綿の行方のみなのですけれども、流石に予想がつくように思いました。」と記述していたのですけれども、第12話で、あせび の魔性が暴かれた時点で、消去法的な選択肢がなくなりますので、浜木綿が選ばれるという結末まで、予想どおりでした。
雪哉は、第12話の時点で、若宮に仕える覚悟を決めていたかのようだったのですけれども、第13話の最後があの有様とは、本当に訳のわからない奴であると思いました。
「響け!ユーフォニアム3」第13話(最終回) ○
「響け!ユーフォニアム」(2015年、2016年のアニメ)の第3期でした。
この作品は、京都アニメーション制作の作品の中では最高の作品であると思います。
ヒロイン(黄前久美子)役の黒沢ともよ の演技には、第1期の頃などとは違い、上達が顕著に感じられました。
一方、高坂麗奈役の安済知佳は、「リコリス・リコイル」(2022年のアニメ)のヒロイン(錦木千束)など、くだけた声の役を多く演じていたため、どうなることかと思っていたのですけれども、以前と変わらぬ高坂麗奈の声で、見事であると思いました。
第12話には、泣かされてしまったのですけれども、第13話は、不思議と冷静に視聴することができました。
田中あすか先輩の回想で、過剰に泣かせてくるかのではないかと予想していたのですけれども、それほどでもなく、適切であったと思いました。
エピローグが尋常ではない既視感で、帰ってきたと感じられ、最後の最後で泣けてしまいました。
もしも、この場面でのヒロインの台詞が「何ですか、コレ」で、教え子たちを前に、「そして、次の曲が始まるのです!」というナレーションで終了だったら、号泣だったかもしれないと思いました。
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「死神坊ちゃんと黒メイド (第3期)」第36話(最終回) ○
秀逸な作品である「死神坊ちゃんと黒メイド」(2021年、2023年のアニメ)の第3期でした。
第2期の感想でも似たようなことを記述したのですけれども、人物の描写については、第1期が見るからに CG描画らしい作風であったのにくらべ、第2期以降は、自然な雰囲気で、第3期は、さらに自然な描写になったように見えました。
第36話は、アリス(声:真野あゆみ)が遂に主人公を名前で呼んだことが衝撃的でした。
第35話での解呪が成った後、家督の件が最大の懸案だったのですけれども、無難な収拾でした。主人公の母親であるガーベラ(声:大原さやか)の主人公に対する本心については、以前から描かれていましたので、自然な成り行きであったと思いました。
率直なところ、主人公とアリスの成婚よりも、シャーデーとダレス(声:日笠陽子)の関係が良好なままであったことの方が嬉しく感じました。
ウォルターの愛を確かめたダレス(声:日笠陽子)の叫びには、不覚にも泣けてしまいました。
シャーデーのシャロン(声:井上喜久子)への謝罪の顛末については、以前からシャロンがシャーデーにアリスのことを感謝しているという描写がありましたので、さもありなんと思いました。
また、アメリア(声:上田麗奈)の再登場もよいと思いました。
第3期は、オープニング主題歌が声優歌唱のデュエットではなくなってしまっていたことが気になっていたのですけれども、最終話である第36話のエンディングは、花江夏樹と真野あゆみ のデュエットで、見事であったと思いました。
キャストを確認すると、主人公の役名が「坊ちゃん」ではなく、名前に変更され、「坊ちゃんの母」が「ガーベラ」に変更されているなど、洒落ていると思いました。
「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」第12話(最終回) ○
異世界転生モノで、キャラクタデザインが悪く、作画も今ひとつなのですけれども、物語がとても熱い作品でした。
登場人物の使命感と物語の熱さには、「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」(2023年のアニメ)に通ずるものを感じました。
第12話のナレーションは、すでに故人となっている主人公(アルス・ローベント)の父親(レイヴン・ローベント)の声で、冒頭から熱いと思いました。
第11話は、作画も動きも悪い状態で、率直なところ、模擬戦自体がつまらないことのように思えていたのですけれども、第12話は、作画も動きも、この作品としてはよい状態で、模擬戦自体も面白く思えました。
リシア・プレイドの嫉妬の叫びが花澤香菜ならではという印象で、見事であると思いました。
模擬戦後、リーツ・ミューセスの忠義が格好よいのは、もはや、いつものことなのですけれども、主人公に皇帝になれというミレーユ・グランジオンの台詞が熱く、この作品らしいと思いました。また、ミレーユのロセル・キーシャ(声:岡咲美保)への指導とロセルがそれに応えようとする様子もよいと思いました。
最終話である第12話でも、物語としては、道半ばどころか、始まったばかりといった印象なのですけれども、Cパートで行われた主人公の声での第2期の予告は、冒頭のレイヴンの声でのナレーションに呼応しているかのようで、この作品らしい熱さであったと思いました。
「無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール」第23話
秀逸な作品である「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」(2021年、2023年のアニメ)の第2期第2クールです。監督がまた交代しているとのこと。
この作品は、最後まで見届ける所存です。
第22話が悲惨な有様でしたので、第23話は、視聴することが怖いと思いました。
視聴者としては、パウロ・グレイラット(声:森川智之)の死よりも、主人公であるルーデウス・グレイラット(声:内山夕実)の左腕や第22話Cパートで描かれたゼニス・グレイラットの惨状が気がかりだったのですけれども、ゼニスについては、具体的には描かれないままであったように思いました。
それよりも、ロキシー・ミグルディアが主人公を相手に性交およぶという展開が最悪なことにように思え、視聴することがつらいと思いました。ロキシーには、もっと違う形で幸せになってほしかったと思いました。
「Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ」第12話(最終回)
異世界から異世界への召喚モノでした。
制作と監督が「異世界はスマートフォンとともに。2」と同一とのことでした。
キャラクタデザインも作画も酷く、物語としても、第2話~第3話は、破滅的に面白くなく、見限りたいと思っていたのですけれども、第4話以降は、意外に楽しめました。
オープニング主題歌(釘宮理恵の「旦那様とのラブラブ・ラブソング」)だけは、凄まじい破壊力で強烈に脳裏に焼き付くように思います。
第12話は、主人公(フリオ)よりも、元魔王のゴウルの方が活躍してしまいましたけれども、思ったよりもきちんとした最終話で、よかったと思いました。
第9話で、王座を奪う覚悟を示していた第一王女(声:川澄綾子)の第12話での有言実行ぶりもよいと思いました。
「Unnamed Memory」第12話(最終回)
RPG のような世界を舞台に、沈黙の魔女に呪われた王族の主人公(オスカー)と解呪を手伝うこととなった青き月の魔女ティナーシャ(声:種﨑敦美)を描く作品で、設定が魅力的であると思いました。
キャラクタデザインは、それなりによいと思うのですけれども、ティナーシャの頭髪の内側の方が外側よりも明るい色で塗分けれただけというデザインは、駄目(センスがない)です。作画については、概ね安定していたように思いました。
物語の方は、第1話を視聴した時点では、よいと思ったのですけれども、後の回ほど駆け足な印象でした。第11話までの感想で、すべてが唐突などと記述していたのですけれども、第12話を知った今となっては、意図的なものであったようにも思えます。
第7話の感想で、「説明不足が目に余る」などと記述していたのですけれども、第12話で、そこそこ補完されたように思えました。
また、「第6話での描写を見る限りでは、ラナクが相当な狂人に思えます。」と記述していたのですけれども、これについても、第12話での描写で、本当にそうであったことが明らかとなったように思えました。
第12話後半は、あまりのバッドエンドに動揺してしまったのですけれども、第2期(2025年1月放送とのこと)に続くとのことで、どっひゃーという感じでした。
「魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」第22話
「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」の第2期第2クールです。
第1期から、ほぼ同じスタッフによる制作で、映像的には、綺麗であると思います。
第21話の感想で、「物語の流れとしては、ゴルロアナ・デロ・ジオルダルが次の敵といったところでしょうか。」と記述したのですけれども、第22話冒頭から対戦になるとは、意外でした。また、第22話前半で決着がついてしまうとは、さらに意外だったのですけれども、そうなった原因は、相変わらず、アノス・ファンユニオンの歌があまりに酷いので、聴いていられないためではないかと思いました。
第22話後半、唐突に再登場した人物が久しぶり過ぎるのですけれども、冥王イージェス・コード(声:安元洋貴)と詛王カイヒラム・ジステのジステ(声:伊藤静)は、両者とも、四邪王族で、第2期第1クールで登場していました。何ゆえに、この場所、この時点で再登場したのかについては、さっぱりわからないと思いました。
その後の痕跡神リーバルシュネッドとアルカナ(声:東山奈央)との淡々としたやりとりは、如何にも神々の会話といった印象で、よいと思いました。
第22話は、幻名騎士団の団長が主人公(アノス・ヴォルディゴード)の転生前の父親であるセリス・ヴォルディゴード(声:森川智之)を名乗ったところで終了だったのですけれども、幻名騎士団が痕跡神リーバルシュネッドの夢に介入する理由は、アルカナが記憶を取り戻すことを阻止するためでしょうか。
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前述以外で、視聴を継続しているアニメ:
「わんだふるぷりきゅあ!」(2024年2月開始のアニメ)
「神は遊戯に飢えている。」(2024年4月開始のアニメ)(最終回) ×
「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」(2024年4月開始のアニメ)
「鬼滅の刃 柱稽古編」(2024年5月開始のアニメ) ○
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