2024年4月開始のアニメについて(その12)

 視聴したアニメの感想を記述しています。すべてを網羅している訳ではありませんけれども、いろいろです。

「終末トレインどこへいく?」第11.5話 ×
 大異変で崩壊した近未来の日本を舞台とした作品のようです。
 近年、ライトノベル原作のどうしようもなくつまらないアニメばかりを制作し続けてしまっている EMTスクエアードによるオリジナルアニメとのこと。
 EMTスクエアードの制作にしては珍しく、映像的によい状態が継続しているように思います。しかしながら、物語としては、破滅的に面白くなく、惰性で視聴を継続している状況です。
 オープニング主題歌(「GA-TAN GO-TON」)だけは、よいと思います。
 第1話で、昆虫食を肯定する台詞が出た時点で、視聴を打ち切ってやろうかと思いました。
 第2話で、「マウントをとる」なんぞという下品なバラエティ番組の出演者しか使わないような台詞が出た時点で、視聴を打ち切ってやろうかと思いました。
 第4話プロローグでの久賀玲実のわざとらしい馬鹿さが腹立たしく、この時点で、視聴を打ち切ってやろうかと思いました。
 第5話も、久賀玲実のわざとらしい馬鹿さが腹立たしく、視聴を打ち切ってやろうかと思いました。「ボーフラ」とか、「セブンイレブン」とか、心底つまらないです。
 第6話は、回想で描かれたヒロインである千倉静留(声:安済知佳)があまりに酷く、視聴を苦痛に感じました。そもそも、「しずる」という音が気持ち悪く、耳に入る度にゲロが出そうになります。
 第9話も、久賀玲実のわざとらしい頭の悪さが腹立たしく、視聴継続を苦痛に感じました。
 第9話、第10話の感想で、「もっと早期に見限っておくべきであったと後悔しています。」と記述したとおりで、第11話は、惰性で視聴を継続している有様です。
 「万策尽きた」ため、第11.5話は、総集編でした。監督が監督なだけに、恥ずかしいです。

「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」第12話(最終回) ○
 異世界人から異世界人への転生モノで、よどみのない物語の流れと戦闘場面の動きが見事で、飽きませんでした。今期(2024年4月)開始のアニメの中では、面白い作品のひとつでした。
 第8話の感想で、「主人公(ロイド=ディ=サルーム)がギザルムを倒せば、ジェイドが復活するのでしょうか。」と記述していたのですけれども、第12話での結末は、さにあらずで、そこまで甘くはないというのがこの作品の持ち味なのかも知れないと思いました。また、そのことが主人公に新たな決意を抱かせるという描写もよいと思いました。
 後半での第二王子アルベルトの「粘液」という台詞が予想外で、爆笑してしまいました。
 その後のレン(声:高橋李依)の描写は、見せ場であったと思いました(この作品での高橋李依の声や演技は、奇妙なほどよいと思いました)。
 また、主人公と第二王子アルベルトのみならず、第四王子ディアンや第六王女アリーゼとの関係が終始良好であったこともよいと思いました。
 第2期制作決定とのことですけれども、エンディングの映像でのレンの描写からは、初めからその予定だったのではないかと思えます。
 
「Re:Monster」第12話(最終回)
 異世界転生モノでした。主人公(ゴブ朗→オガ朗→アポ朗)のやっていることが「転生したらスライムだった件」(2018年~2019年、2021年、2024年のアニメ)で、主人公の能力の設定が「ありふれた職業で世界最強」(2019年、2022年のアニメ)に類似していたのですけれども、気軽にたのしめるという観点では、それなりによい作品であったと思います。
 オープニング主題歌がクソで、耳に入っただけで、ゲロが出そうになりますので、聴かずに済むように早送りでした。
 一方、エンディング主題歌は、まともで、エンディングの映像もよかったと思いました。
 作画に関しては、不安定で、残念に思いました。
 第7話だけは、作画が最悪だった上に、悪趣味でつまらない敵を村瀬歩に演じさせるという愚を犯してしまい、本当にどうしようもなく駄目でした。
 第9話の感想で言及したのですけれども、ニンゲンの「帝国」と「王国」は、別物という設定なのですけれども、適切に描き分けられていなかったように思いました。
 また、グル腐の腐女子ネタは、心底、面白くありませんでした。
 第12話は、ダム美→カナ美(声:加隈亜衣)が遂に主人公の正妻を名乗るようになったことがよかったと思いました。
 第12話後半のゴブ爺の往生で終了かと思いきや、その後の行事が如何にもこの作品らしく、よいと思いました。
 この場面に限らず、主人公の第一の仲間であると同時に主人公の強さを凌駕しようとする好敵手でもあるオガ吉→ミノ吉を主人公が称賛し続けていたことが素晴らしいと思いました。

「転生したらスライムだった件 第3期」第60話
 「転生したらスライムだった件」(2018年~2019年、2021年のアニメ)の第3期です。
 良くも悪くも第2期の作風を継承しているようで、映像的には、外伝である「転生したらスライムだった件 転スラ日記」(2021年のアニメ)の方がよかったように思います。
 この作品は、最後まで見届ける所存ですけれども、率直なところ、本当によかったのは、第1期の序盤のみであったと思っています。
 この作品のオープニング主題歌といえば、寺○拓篤による音痴な歌唱が脳裏に焼き付いているのですけれども、第60話で変更されたオープニング主題歌(ももいろクローバーZ の「レナセールセレナーデ」)は、前述のような悪印象を払拭するもので、よいと思います。
 また、オープニングの映像も、第59話までは、粗い作画とギクシャクとした下手糞な動きで、目が腐るような代物だったのですけれども、第60話は、今までにない作風に変更され、よくなったと思いました。
 第60話は、ジュラ・テンペスト連邦国での娯楽や観光の提供を基盤とした経済活動の充実させる構想を力説する内容で、この作品としては珍しく、ジュラ・テンペスト連邦国の外部のニンゲンとの交渉を主体とする描写だったように思いました。

「魔法科高校の劣等生 第3シーズン」第12話 ○
 名作である「魔法科高校の劣等生」(2014年、2020年のアニメ)の第3期です。
 この作品は、最後まで見届ける所存です。
 エイトビット制作の作品の中では、格別に気合が入っているように感じられ、本当によいと思います。
 第5話~第8話は、エンディング主題歌もエンディングの映像も下品になってしまい、良質な本編に汚点をつけやがると思っていたのですけれども、第9話以降のエンディング主題歌(ASCA の「紫苑の花束を」)は、曲は今一つですけれども、歌唱がよく、第5話~第8話の下品なエンディングよりは、はるかによいと思います。
 第12話前半で描かれた伝統派が奈良と京都で分裂しているという件は、今後の伏線でしょうか。
 その後は、第10話で邂逅した九島光宣と桜井水波の描写に終始するのかと思いきや、第12話後半は、第11話で再登場した一条将輝(声:松岡禎丞)も味方に加えた戦闘主体の展開でした。
 この戦闘に先立ち、司波達也(声:中村悠一)が軍人としての身分を一条将輝にも明かしたことが意外でした。
 また、藤林響子の強い要望で、エレメンタル・サイトを九島光宣に使用した司波達也が何を知ったのかは謎のままでした。

「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」第12話(最終回)
 気軽に楽しめるラブコメでした。
 同じ原作者の「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」(2018年のアニメ)にくらべると、キャラクタデザインが今一つでしたけれども、背景美術や視覚効果は綺麗でした。
 第12話の悪魔召喚は、そもそも、天使が悪魔召喚に参加するというのが突っ込みどころというのはさておき、何が呼び出されるかわからないという時点で、しう の再登場を予想していたのですけれども、まさにそのとおりでした。
 その後の花火の場面は、長髪の女子たちが花火を振り回す描写が怖いと思いました。
 Bパートは、久しぶりに、主人公(徳光森太郎)と とわ だけのエピソードで、切りの良い幕切れであったと思いました。

「烏は主を選ばない」第12話
 八咫烏の一族が治める架空の土地(山内)を舞台とした物語のようです。
 登場人物が八咫烏に「転身」できることが印象的です。
 「皇后」、「后」、「内親王」、「今上陛下」など、一般的には、皇族を指すような称号が用いられていることについては、不敬罪という理由で炎上するのではないかと心配になります。
 物語の作風にくらべ、キャラクタデザインや作画に美しさが不足している点が残念に思えます。また、背景美術が大味で、場面によっては、中華風になってしまっている点が致命的に駄目です。
 オープニング主題歌が本編の作風に合っていないという観点でクソです。どうも、NHK のこの枠で放送されるアニメは、オープニング主題歌が腐っているものが多く、いつもがっかりさせられます。NHK は、愚行を繰り返さぬよう、担当者とその上司や責任者を解雇すべきです。
 第10話の感想で、どっちらけ種明かし大会などと記述していたのですけれども、第12話も、一気の種明かし大会で、しかも、無理があると思いました。
 まさかの一巳の件は、第9話の最後の場面が意図的に誤解を招く描写で、よくないと思いました。
 第8話の感想で、「若宮自身が身分を偽ってまで面会した あせびの姉である東家の一の姫(「本邸の姫君」という役名)から聞き出した事は、現時点では、謎のようで。」と記述していたのですけれども、まさか、第12話のような展開になるとは思いませんでした。
 残る謎は、早桃が殺害された真相と浜木綿の行方のみなのですけれども、流石に予想がつくように思いました。

「夜のクラゲは泳げない」第12話(最終回)
 現代の渋谷を舞台に、女子高生たちを描くオリジナルアニメでした。
 制作は動画工房で、監督は「エロマンガ先生」(2019年のアニメ)と同一とのことでした。
 第1話の感想で、光月まひる(声:伊藤美来)と山ノ内花音(声:高橋李依)のことを「登場人物の幼稚なクリエイター志向がどうにもこうにも共感を拒んでいるように感じられ、好きになれそうにもない作風に思えます。」と記述したのですけれども、第2話で登場した高梨・キム・アヌーク・めい(声:島袋美由利)の回想での学校に不良が存在することやいじめが横行していることが当然であるといわんばかりの描写が無理やり若年層の気をひこうとしているようで非常に稚拙に感じられ、まったく共感できませんでした。
 第3話も、渡瀬キウイ(声:富田美憂)が不登校になった理由がぬるすぎるため、まったく共感できました。
 第5話で描かれた光月まひる の悩みが私には非常に浅く些細でつまらないことに思えてしまいました。
 当初は、このようなものを視聴すること自体が苦痛で、流行しそうなために致し方なく視聴を継続している有様だったのですけれども、第6話で、みー子(声:上坂すみれ)の実態を描いた辺りで、作風が変わったように思え、ようやく共感できるようになりました。
 しかしながら、第11話で、山ノ内花音が歌う意味を見失っているという展開が第7話辺りの描写からは辻褄の合わないこととしか思えませんでした。渡瀬キウイの偏っているとしか思えないような主張も、第3話で描かれていましたので、第11話で蒸し返すことにどのような意味があるのかわからないと思いました。
 第12話で、花音が歌い始める前に光月まひる だけが近くにいなかったのは、花音と瀬藤メロ(声:岡咲美保)との和解を印象づけるためでしょうか。
 第11話の感想でも触れたのですけれども、花音の母親である早川雪音の真意については、第9話の時点で予想したとおりで、この作品の登場人物の中は、最も共感できるように思いました。
 結局、後から振り返れば、束の間だったように思えるような若いひと時を描きたかっただけなのでしょうか。

「響け!ユーフォニアム3」第12話 ○
 京都アニメーション制作の最高峰である「響け!ユーフォニアム」(2015年、2016年のアニメ)の第3期です。
 この作品は、最後まで見届ける所存です。
 今期(2024年4月)開始のアニメでは、最高の作品であると思います。
 物語としては、「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」(2019年の映画)よりも後の出来事で、映像的にも、第2期の継承というよりは、劇場版の作風に近くなっているように思えます。
 オープニングの映像は、懐かしさで泣けてしまうように思います。エンディングの映像が見るからに京都アニメーションの作風で、それだけで泣けてしまいます。
 ヒロイン(黄前久美子)役の黒沢ともよ の演技には、第1期の頃などとは違い、上達が顕著に感じられます。
 一方、高坂麗奈役の安済知佳は、「リコリス・リコイル」(2022年のアニメ)のヒロイン(錦木千束)など、くだけた声の役を多く演じていたため、どうなることかと思っていたのですけれども、以前と変わらぬ高坂麗奈の声に聴こえますので、大した切り替えであると思います。
 第11話の感想で、「ヒロインと滝との会話で、滝にしては珍しく弱音を吐露したようだった」と記述したのですけれども、第12話も、ヒロインに対してだけは、滝が本心を吐露していることが印象的でした。
 第12話は、序盤から、高坂麗奈が高坂麗奈らしさを貫いているように感じられたのですけれども、今にして思えば、終盤への伏線だったように思えます。
 オーディションの前の場面で、ヒロインと高坂麗奈との間に言葉は要らないという描写ですでに泣けるように思いました。
 第11話の感想で、「立ち聞きしていた久石奏(声:雨宮天)の台詞は、共感を誘うように思ったのですけれども、本心は、黒江真由自身にもわからないのではないか」と記述していたのですけれども、第12話で、遂に、久石奏の邪推とは異なる黒江真由の本心が明かされたことと、そのことをわかっていたというヒロインとのやりとりがよいと思いました。
 オーディション自体については、音では区別がつかなくとも、審査の場面で、第2奏者がヒロインであると推測でき、この時点で、高坂麗奈の選択も推測できてしまうという演出が素晴らしいと思いました。
 (第1期での音だけで素人にも高坂麗奈の方が優れているとわかる描写とは対照的であると思いました。)
 その後のヒロインに吹いてほしかったという久石奏(声:雨宮天)には、泣けてしまうように思いました。
 第12話終盤でのヒロインの「だって、麗奈は特別だから」という台詞に至るまでのやりとりで、本当に泣けてしまいました。
 第12話も、最後の場面のヒロインの声によるナレーションで、さらに泣けてしました。

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「死神坊ちゃんと黒メイド (第3期)」第35話 ○
 秀逸な作品である「死神坊ちゃんと黒メイド」(2021年、2023年のアニメ)の第3期です。
 この作品は、最後まで見届ける所存です。
 第2期以前の「死神坊ちゃんと黒メイド」といえば、声優歌唱のデュエットによるオープニング主題歌が素晴らしかったのですけれども、第3期はそうでなくなってしまい、非常に残念に思います。デュエットは、ここぞという場面だけに用いるつもりでしょうか。
 一方、エンディング主題歌(「エトワールメモワール)」がアリスを演じる真野あゆみ の歌唱にもどったことは、嬉しく思います。
 第2期の感想でも似たようなことを記述したのですけれども、人物の描写については、第1期が見るからに CG描画らしい作風であったのにくらべ、第2期以降は、自然な雰囲気で、第3期は、さらに自然な描写になったように見えます。
 第35話は、改心後のシャーデーの優しさが気持ち悪いのですけれども、オープニングの映像が微妙に変更されていることから、改心に偽りがないことがわかるように思います。
 解呪後のアリスが泣く場面で泣けてしまいました。
 その後の坊ちゃんが苦労をかけたロブ(声:大塚芳忠)をねぎらうやりとりもよいと思いました。
 エンディング主題歌がアリスを演じる真野あゆみ の歌唱による第1期のもの(「夜想曲」)に変更されていた点もよいと思いました。
 最後を第1話の花言葉で締めるとは、見事であったと思いました。

「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」第11話 ○
 異世界転生モノです。
 キャラクタデザインが悪く、作画も今ひとつなのですけれども、物語が熱いです。
 登場人物の使命感と物語の熱さには、「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」(2023年のアニメ)に通ずるものを感じます。
 第11話は、ミレーユ・グランジオン自身はそれなりに面白いと思ったのですけれども、物語としては、どのように収拾させるのか読めなくなったように思いました。

「無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール」第22話 ○
 秀逸な作品である「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」(2021年、2023年のアニメ)の第2期第2クールです。監督がまた交代しているとのこと。
 この作品は、最後まで見届ける所存です。
 第22話は、ヒトガミに逆らった報いなのでしょうか。
 オープニングの映像から推測はできたのですけれども、まさか、本当に死亡するとは思いませんでした。また、第22話の描写を見る限りでは、死亡者以外(主人公であるルーデウスやデニス)も悲惨であると思いました。
 月曜の未明の放送ですので、このような展開をリアルタイムで視聴してしまったことを後悔しました。

「じいさんばあさん若返る」第11話(最終回)
 砂時計の件は、第9話で描かれていたのですけれども、第11話でそうなるとは、思ったよりも早く、寂しいことになってしまったように思いました。
 この作品については、キャラクタデザインが今一つであると記述していたのですけれども、その所為で、最後の場面が残念であったと思いました。
 作画に関しても、毎回異なるようで、不安定であると記述していたのですけれども、第11話もよくないと思いました。
 また、第11話に限っては、音響もおかしかったように思えました。
 第1話を視聴した時点では、設定の奇抜さや笑わせ方の上手さに魅力を感じたのですけれども、回が進むにつれ、無理やり良い話にしようとしているに感じられる点がよくないと思えました。ギャグ主体に徹した方がよかったのではないかと思います。
 また、もしも、人間の儚さ(無常観)や連綿とした子孫への継承を描きたかったのであれば、キャラクタデザインなども含め、ギャグ主体の作風にはしない方がよかったのでは思いました。どちらが主題なのか判然としない作風は失敗であったと思いました。

「Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ」第11話
 異世界から異世界への召喚モノのようです。
 制作と監督が「異世界はスマートフォンとともに。2」と同一とのこと。
 キャラクタデザインも作画も酷いです。
 オープニング主題歌(釘宮理恵の「旦那様とのラブラブ・ラブソング」)だけは、凄まじい破壊力で強烈に脳裏に焼き付くように思います。
 第2話~第3話のハーレム展開が破滅的に面白くなく、見限りたいと思っていたのですけれども、第4話以降は、それなりに面白いと思います。
 第11話は、魔王の弟(ユイガード)の軍が親睦会、主人公(フリオ)一行が温泉旅行という時点で、金髪勇者とツーヤが巻き込まれる辺りまで読めてしまい、そのとおりの展開でしたので、笑ってしまいました。
 温泉旅館の女将がどう見ても魔族なのは、パロディでしょうか。
 しかしながら、ヒヤ(声:堀江由衣)がこの期に及んでエロに目ざめるというくだりには、引いてしまいました。

「Unnamed Memory」第11話
 RPG のような世界を舞台に、沈黙の魔女に呪われた王族の主人公(オスカー)と解呪を手伝うこととなった青き月の魔女ティナーシャ(声:種﨑敦美)を描く作品のようです。
 キャラクタデザインや作画は、それなりによいと思うのですけれども、ティナーシャの頭髪の内側の方が外側よりも明るい色で塗分けれただけというデザインは、駄目(センスがない)です。
 物語の方は、第1話を視聴した時点では、よいと思ったのですけれども、第3話辺りから、すべてが唐突になってしまい、よくないと思います。
 第11話の冒頭の場面は、第10話からのつながりが欠如しているようで、よくないと思いました。
 また、第11話で登場したネフェリィの描写が浅く、どのような存在であるかが判然としないままであったと思いました。
 第10話の感想で、呼ばれぬ魔女レオノーラ(声:斎藤千和)が次の敵のようであるという主旨の記述を行ったのですけれども、第11話では、ティナーシャにまんまとおびき出された挙句、主人公側にあっさりと敗北してしまうという有様で、あまりに駆け足に思えました。

「魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」
 「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」の第2期第2クールです。
 第1期から、ほぼ同じスタッフによる制作で、映像的には、綺麗であると思います。
 今回は、第2クールで2回目の「万策尽きた」のため、再放送とのこと。この作品の第1クールは、「万策尽きた」で放送を仕切り直したという経緯がありますので、第2クールも2回目の「万策尽きた」とは、実に情けないです。

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 前述以外で、視聴を継続しているアニメ:
  「うる星やつら」(2024年1月第2期開始のアニメ)(最終回) ×
  「わんだふるぷりきゅあ!」(2024年2月開始のアニメ)
  「神は遊戯に飢えている。」(2024年4月開始のアニメ) ×
  「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」(2024年4月開始のアニメ)
  「バーテンダー 神のグラス」(2024年4月開始のアニメ)(最終回)
  「ゆるキャン△ SEASON3」(2024年4月第3期開始のアニメ)(最終回)
  「黒執事 -寄宿学校編-」(2024年4月開始のアニメ)(最終回) ○
  「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」(2024年5月地上波放送開始のアニメ)(最終回) ○
  「鬼滅の刃 柱稽古編」(2024年5月開始のアニメ) ○

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